RGB(回転脱ガス装置)
RGBは、溶融アルミニウム中の水素を効率よく除去するための回転式脱ガス装置です。アルミの品質向上を目的に、不活性ガスをシャフト先端から溶湯中へ吹き込み、回転によって微細な気泡を生成し、水素ガスや酸化物の除去を実現します。
導入効果
鋳造欠陥の抑制:ブローホールやピンホールの発生率を低下
製品歩留まりの向上:脱ガスにより高品質な鋳物を安定供給
コスト削減:再溶解・再加工コストの低減につながる
右図は、RGBがどのように溶湯中の不純物を取り除いているかを示したイメージ図です。
シャフト先端から吹き込まれた不活性ガスは、回転とともに微細な気泡となって溶湯内に広がります。
この気泡が溶融金属の中を上昇する過程で、水素ガスや微細な酸化物を巻き込みながら表面へ移動し、これらの不純物が排出されます。
さらに、撹拌によって溶湯が均一に混ざるため、添加されたフラックス剤も全体にむらなく分散しやすくなります。
このような処理の安定性は、品質のばらつきを抑え、より安定した製品品質に貢献します。
MOREX シャフト
MOREX インペラ(円盤タイプ)
MOREX インペラ(十字タイプ)
シャフト・インペラに使われている材質は、鋳造用坩堝でも広く使用されているカーボンとSiC(炭化ケイ素)の複合材です。この素材は、高温環境下でも優れた耐熱性・耐食性・耐摩耗性を発揮することで知られ、鋳造現場において高い信頼性を誇ります。 耐久性に優れており、装置のメンテナンス負荷や交換頻度の軽減にもつながります。
小型回転脱ガス装置(RGBmini)で、省スペースかつ小規模な鋳造現場でもスムーズに導入が可能です。
限られた設備環境でも、安定した脱ガス処理が可能です。
量産ラインへの組み込みに最適。停止や調整の手間が少なく、処理の安定性と作業効率を同時に向上させます。
シンプルな構造で、長時間運転にも対応します。
カーボンSiC製のシャフトは、溶損に強く、耐熱衝撃性・耐食性にも優れた長寿命設計。メンテナンス頻度を低減し、トータルコストの削減にも貢献します。
均一な脱ガスと撹拌が可能。
これにより、鋳物の品質が安定し、鋳造欠陥の発生率を抑制します。
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