SCN製のL字ランスは、アルミニウム合金の鋳造工程における脱ガス処理に特化して設計された高機能セラミックス部材です。
主成分にはSiC(炭化ケイ素)とSi₃N₄(窒化ケイ素)を採用しており、高い熱伝導率(14Kcal/m・hr・℃)と優れた耐蝕性を兼ね備えています。
この構造により、溶融アルミニウム中での長時間の使用が可能であり、腐食や浸食による劣化を大幅に抑制。
従来の金属製ランスに比べて、比重2.65・気孔率12.5%という軽量かつ強靭な特性を持ち、最大で40%の軽量化を実現します。
L字構造により、溶湯内へのガス分散効率を高めるとともに、作業空間の制約に配慮した挿入角設計。鋳造ラインの安定運用と製品品質の向上に貢献します。
ランスパイプ(Lance Pipe)
長寿命・安定使用
用途:アルミ溶湯へのN2/Arガス導入による脱ガス
特徴:微細気泡を安定供給し、非浸透性により長寿命
形状:L型
低圧鋳造工程にて鉄製ストークからSCN製ストークへ切り替えた結果、約40%の軽量化に成功。これにより作業負担が軽減し、現場の取り回しも改善されました。さらに腐食が抑えられ、不良率は15%低下。品質の安定と現場評価の向上につながりました。
用途:低圧鋳造用ストーク
脱水素処理において従来の泡の発生に大きなばらつきがあったランスパイプをSCN製に切り替えたことで、微細で安定した気泡の供給が可能となり、処理精度が向上。耐久性も高く、交換頻度や設備停止が大幅に減少し、品質とコストの両面で改善が見られた。
用途:ランスパイプによる脱ガス工程