カストールBOX

アルミ溶湯用フィルター

カストールボックスは、アルミニウム合金の鋳造工程において溶湯中の介在物を効果的に除去するために設計された、セラミックフィルターです。
特に、保持炉からラドルによる汲み出し工程において設置されることで、ラドル投入前に溶湯を清浄化し、異物混入による鋳造欠陥を未然に防止します。 
構造は、耐久性に優れた耐火物製のボックス胴体の底部にフィルターを一体化したもので、汲み出し時に自然な流れで溶湯がフィルターを通過。これにより、フィルターが常時アルミ溶湯と接触した状態で効率的な除去効果を発揮し、製品の品質向上と工程の安定化に寄与します。 

設置イメージ

 カストールボックスは、耐火物製のボックス形状の胴体に、セラミック製フィルターを底部に備えた構造です。保持炉内の溶湯がこのフィルターを通過することで、溶湯中の介在物(不純物)を効果的に除去。フィルター上部には、清浄な溶湯だけが溜まり、ラドルでの汲み出しや次工程への供給が可能となります。 図中の赤い矢印が示すように、フィルターを通して下から上に向かう溶湯の流れが、ろ過の基本原理です。これにより、鋳造品の品質向上、異物混入の抑制、操業の安定化を図ることができます。

主な特徴

高浄化性

ボックス内部で底面に配置された専用フィルターを通過することで、酸化物やスラッジ・ドロスなどの介在物を効率よく除去します。これにより、鋳造品の表面欠陥や内部不良の発生率を大幅に低減でき、品質向上に直結します。特に、薄肉製品や高精度部品の鋳造においては、その効果が顕著です。

簡単交換

フィルターが目詰まりした際にも、新しいボックスへ交換するだけで直ちに清浄な溶湯が得られる設計です。これにより、フィルター交換に伴う加熱や浸漬の待機時間が不要となり、操業への影響を最小限に抑制。段取り時間の短縮と、トータルの生産性向上に貢献します。

長寿命

ボックスの胴体には、高耐久性を持つSiC-C系やSiC系の専用耐火物を採用。さらに、目詰まりしにくい構造の底面フィルターを組み合わせることで、長期使用が可能な堅牢な仕様を実現しています。頻繁な交換を避けられるため、部品コストやメンテナンス工数の削減にも寄与します。

主な用途

・ダイカストマシン横のラドル汲み出し部フィルター
・その他多様な応用先(応相談)

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